オオサボテンフィンチ (Geospiza conirostris) は、フウキンチョウ科の鳥類の1種であり、ダーウィンフィンチ類に分類される。

分布

エクアドルのガラパゴス諸島における固有種であり、エスパニョラ島、ダーウィン島、ウォルフ島、ヘノベサ島に限られる。やや暗色の鳥であるオオサボテンフィンチは、より小さくて細いくちばしのサボテンフィンチに似るが、いずれの島にも両種が共に生息することはない。

形態

全長15cm、体重28g。成鳥の雄は全身黒色で、下尾筒に白斑がある。雌および若鳥は暗褐色または暗灰色で、下面には淡白色の縞があるが、他のガラパゴスフィンチ属 Geospiza のどの鳥よりも暗色である。

生態

生息地は乾燥低木地であり、地上で普通に見られる。主な餌はオプンティア属のサボテンである。

亜種

3亜種に分けられる。

  • G. c. conirostris - エスパニョラ島。
  • G. c. darwinii - ダーウィン島、ウォルフ島。
  • G. c. propinqua - ヘノベサ島。

オオサボテンフィンチの亜種間には顕著な違いがある。エスパニョラ島の G. c. conirostris は、残る3つの島の G. c. darwiniiG. c. propinqua よりかなり大きなくちばしを持つ。

参考文献

  • BirdLife International 2004. Geospiza conirostris. 2006 IUCN Red List of Threatened Species. Downloaded on 25 July 2007.

関連項目

  • ダーウィンフィンチ類
  • ガラパゴスフィンチ属

Corvet Photo Agency

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