ナバロ郡(ナバロぐん、英: Navarro County)は、アメリカ合衆国テキサス州の中央部北に位置する郡である。2010年国勢調査での人口は47,735人であり、2000年の45,124人から5.8%増加した。郡庁所在地はコーシカナ市(人口23,770人)であり、同郡で人口最大の都市でもある。郡名はテキサス革命でテハーノの指導者となり、テキサス独立宣言に署名したホセ・アントニオ・ナバロに因んで名付けられた。
ナバロ郡はその全体でコーシカナ小都市圏を構成している。
歴史
1860年、エイブラハム・リンカーンが大統領に当選した後、ナバロ郡は抗議のために郡庁舎からアメリカ国旗を降ろし、テキサス州旗を掲揚した。1861年初期、ナバロ郡から450名ほどの者達が新設南軍に入隊した。その中から2人、すなわちロジャー・O・ミルズとクリントン・M・ウィンクラーが傑出した士官になった。ウィンクラーは南軍の大佐となり、テキサス州南西部のウィンクラー郡にその名前を残した。ナバロ郡議会は、武器弾薬の資金手当を行い、兵士の家族の支援も決めた。
戦中の1861年7月にはコーシカナ周辺の志願兵からなる87名の南軍歩兵で、ナバロ・ライフル隊が結成された。ナバロ郡の設立者クリントン・M・ウィンクラーが当初の隊長になった。この部隊はドレスデン、スプリングヒル、さらに後にはウェーコやハリスバーグで訓練を行った。ナバロ・ライフル隊はテキサス第4志願歩兵連隊の第1中隊になった。1861年9月、この部隊はバージニア州リッチモンドに到着し、ジョン・ベル・フッド将軍の指揮下に置かれた。
地理
アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は1,086平方マイル (2,813 km2)であり、このうち陸地1,008平方マイル (2,611 km2)、水域は79平方マイル (205 km2)で水域率は7.23%である。
主要高規格道路
- 州間高速道路45号線
- アメリカ国道287号線
- テキサス州道14号線
- テキサス州道22号線
- テキサス州道31号線
隣接する郡
- ヘンダーソン郡 - 北東
- フリーストーン郡 - 南東
- ライムストーン郡 - 南
- ヒル郡 - 南西
- エリス郡 - 北西
人口動態
以下は2000年の国勢調査による人口統計データである。
メディア
ナバロ郡はダラス・フォートワースメディア市場に属している。地元ではテレビ局10局から放送が流されている。地理的にウェーコ都市圏に近いので、ウェーコ、テンプル、キリーンの放送局からも受信できる。また東テキサスのタイラー、ロングビュー、ジャクソンビルのメディア市場からも視聴できるものがある。郡内で発行される新聞としては「コーシカナ・デイリーサン」がある。
都市と町
脚注
外部リンク
- Navarro County government's website - 公式サイト
- Navarro County Office of Emergency Management website
- Navarro County in Handbook of Texas Online at the University of Texas at Austin
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