ヒロズトカゲ(広頭蜥蜴、学名:Plestiodon laticeps)は、トカゲ属に分類されるトカゲの一種である。
分布
アメリカ合衆国南東部固有種
形態
全長17-32cm。
幼体は色彩が黒や暗褐色で、5本の明色の縦縞が入る。また尾が青い。オスの成体は頭部の幅が広くなる。種小名laticepsは「広い頭の」の意で、和名や英名(Broad-headed=幅広い頭をした)と同義。
生態
やや湿度の高い森林に生息する。地表性だが、高木に登ることもある。昼行性で、夜間は倒木の下等で休む。
食性は動物食で、昆虫類等を食べる。
繁殖形態は卵生。5-7月に倒木の下やリッター層等に1回に6-16個の卵を産む。母親は卵が孵化するまで保護する。
人間との関係
ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。生息地では保護の対象とされているため、流通量は少なく変動がある。
関連項目
- トカゲ属
参考文献
- 千石正一監修 長坂拓也編 『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、56頁。
- 海老沼剛 『爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ2 ヤモリ上科&スキンク上科』、誠文堂新光社、2004年、83頁。
外部リンク

