久代村(くしろむら)は、岡山県吉備郡にあった村。現在の総社市の一部にあたる。
地理
高梁川支流・新本川の中流域に位置していた。
歴史
- 下道郡久代村は江戸時代、毛利氏の支配を経て幕府領となる。元和3年(1617年)松山藩領を経て、藩名の改称に伴い明治2年(1869年)高梁藩領となる。
- 1889年(明治22年)6月1日、町村制の施行により、下道郡久代村が単独で村制施行し、久代村が発足。大字は編成せず。
- 1900年(明治33年)4月1日、郡の統合により吉備郡に所属。
- 1954年(昭和29年)3月31日、吉備郡総社町・新本村・山田村・池田村・阿曽村、都窪郡常盤村と合併し、市制施行し総社市を新設して廃止された。合併後、総社市大字久代となる。
産業
- 農業
- 産物:米、麦、葉煙草、藺草
交通
県道
- 美川総社線。昭和初期、総社 - 新本間のバスが運行開始。
教育
- 1907年(明治40年)九城尋常小学校に高等科を併設。1921年(大正10年)久代尋常高等小学校に改称し1947年(昭和22年)久代小学校となる。
脚注
参考文献
- 角川日本地名大辞典 33 岡山県
- 『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。
関連項目
- 岡山県の廃止市町村一覧




